登山の服装と持ち物

安全かつ快適に屋久島の登山を楽しむためにも、適切な服装と持ち物を準備することが大切です。
登山へ行く前に知っておきたい屋久島の気候のこと、登山弁当や登山グッズのレンタル情報も併せてご案内いたします。

climate of yakushima屋久島の気候について

屋久島の気温の垂直変化図

登山へ行く前に、まずは屋久島の気候について把握しておきましょう。
屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳を中心に1,000m級の山々が連なり、その壮観な連山は「洋上のアルプス」とも称されるほど。
亜熱帯の南の島でありながら山岳部では北海道と同じ亜寒帯の気候で、日本列島の自然植生が詰め込まれたような島です。
また、屋久島は「ひと月に35日雨が降る」と例えられるほど雨が多い島でもあります。
これらの屋久島の気候を踏まえ、しっかりと防寒・雨対策をした上で登山に臨み、壮大な屋久島の自然を心ゆくまでご満喫ください。

wear for trekking登山の服装について

登山の服装は、気温や運動量に合わせて調整できる「重ね着スタイル」がおすすめです。
急な天候の変化にも備え、雨具や防寒対策も忘れないようにしましょう。

屋久島登山の服装

レンタル可能

インナーウェアTシャツでもよいですが、気温や天候の変化、肌の保護のために夏場でも長袖がおすすめです。汗冷えをしないように、吸汗速乾性のあるものを選びましょう。着替えも忘れずに。
長ズボン木の枝や岩、虫などから肌を保護するためにも長ズボン(またはハーフパンツとタイツ)を。ストレッチ性、速乾性のものを選びましょう。ジーンズや綿素材は濡れると重く乾きにくいのでNG。
レインウェア山は天候が変わりやすいので雨対策は必須。防水耐久性と防湿性を兼ね備えた素材のものがおすすめです。寒い時の防風・防寒対策にもなります。
防寒具気温は一般的に100m高くなるごとに0.6℃下がるといわれています。標高が高い山は夏場でも寒いこともあるので防寒対策が必要です。小さく折り畳めるダウンやフリースが荷物にならず便利。
靴下登山は足裏に負荷がかかるので、厚手でクッション性があり、通気性・速乾性のあるものが良いです。靴擦れ予防のためにも登山シューズに合わせて長さを選びましょう。
登山シューズ登山道の中には舗装されていない道や滑りやすい道もあります。底が厚く軽量で、足首を固定できるハイカットタイプが良いです。また、新しく購入される場合はよく履き慣らしておきましょう。
帽子日差し避け、頭部のケガ予防に。防水性の帽子であれば雨が降っても安心です。

belongings for trekking登山の持ち物について

日帰り登山の基本的な持ち物について、「必ず必要なもの」と「できれば準備しておきたいもの」を分けてご紹介いたします。

屋久島登山で必ず必要なもの、できれば準備しておきたいもの

必ず必要なもの

レンタル可能

リュック登山には両手を自由に使えるリュックがおすすめです。日帰りであれば、20〜30Lぐらいの容量でOK。雨に備えてカバーもあると尚よし。
飲み物登山中はこまめに水分補給をすること。ペットボトル500mlを1〜2本分は用意しておきましょう。熱中症予防のためにスポーツ飲料もおすすめです。登山コースには水場もあり補給が可能です。
朝・昼ごはん屋久島の登山は早朝から出発する場合がほとんどですので、昼ごはんだけでなく朝ごはんも用意する必要があります。屋久島にはコンビニエンスストアがありませんので、前日までにスーパーで調達するか、登山弁当を手配しておきましょう。宿泊先はお弁当を準備してくれ場合もあるので先ずは宿を予約の際確認してみてください。
タオル汗冷えの防止、首に巻いて紫外線対策にも。速乾性のものがおすすめです。
トイレットペーパー
・ティッシュ
トイレにはトイレットペーパーの備え付けがないことがほとんどです。トイレットペーパーや水に流せるティッシュをご持参ください。
ゴミ袋自然や景観を守るためにも、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

できれば準備しておきたいもの

レンタル可能

行動食ゼリー飲料や栄養補助バー、チョコレートや飴など、登山中でも手軽にエネルギー補給できるものを用意しておきましょう。
携帯トイレ登山コースによっては既設トイレがない場合もあるので、携帯トイレを持参されることをおすすめいたします。登山用品店、観光案内所などでご購入いただけます。
スマートフォン基本的に山間部では電波が入りませんが、GPS機能は使用できます。地図やコンパスアプリ、登山マップ等を事前にダウンロードしておくと良いでしょう。また、電波状況が悪い場所ではバッテリーが消費されやすくなりますので、機内モードなどでモバイルデータ通信サービスを無効にすることをおすすめいたします。
軍手・手袋岩場やロープを掴んだりする際に役立ちます。冬場の防寒対策にも。
ライト登山コースによっては日が昇る前に歩き始めるため、足元を照らすライトを用意しましょう。両手が自由に使えるヘッドライトがおすすめです。
ストック転倒を防止し安全な歩行をサポートしてくれるアイテム。足場が不安定な道でもバランスがとりやすくなり、登山を快適にしてくれます。体重の分散につながりますので、足の負担が軽減されます。
時計登山のペース配分や日没時間、下山時刻の確認のために必要です。登山用時計は、方位や温度、高度・気圧などを把握できる機能も付いています。
常備薬・救急セット万が一の体調不良やケガに備えて、常備薬や絆創膏・ガーゼ、消毒薬などを用意しておきましょう。
保険証のコピー万が一の怪我や病気に備えて用意しておきましょう。
折り畳み傘雨の際は、休憩や昼ごはんを食べる時に重宝します。ただし、道幅が狭い道や険しい道での使用は危ないのお控えください。
ジッパー袋雨や湿度対策として、スマートフォンや財布、カメラなどの貴重品をジッパー袋に入れておくと安心です。

trekking bento登山弁当について

登山弁当

屋久島にはコンビニエンスストアがありませんので、早朝から登山に行かれる方は登山弁当(朝・昼)を手配しておきましょう!

登山弁当は、宿泊施設経由の予約や、ご自身で弁当屋に直接予約をして店舗で受け取る事ができます。まずは宿泊先を予約の際にご確認ください。

rental information登山グッズのレンタル

屋久島には登山グッズのレンタルショップが多数あり、現地調達して登山を楽しむこともできます。
「登山初心者で登山グッズを持っていない」「登山をしたいけど準備が大変」という方でも安心です!
※レンタルをする場合は事前予約をおすすめいたします。

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