旅の心得とマナー

旅行は、その土地の自然や文化に触れ、新しい体験をする素晴らしい機会です。
「また行きたい!」「また来てもらいたい!」と、旅行者と島民の双方がポジティブな体験となるよう、
旅先では自然や島民への配慮を忘れず、マナーを守ることがとても大切です。
より安心・快適な屋久島の旅を楽しんでいただくために、旅の心得とマナーについてご案内いたします。

travel knowledge旅の心得

野生動物にエサを与えない

野生動物にエサを与えない

サルやシカ等の野生動物にエサを与えないでください。近寄ることも危険です。

動物や植物を傷つけない

動物や植物を傷つけない

野生動物を捕まえたり植物を採集してはいけません。歩くときも草花を踏まないように。

ゴミは捨てずに持ち帰る

ゴミは捨てずに持ち帰る

自然や景観を守るためにも、ゴミは出さない、ポイ捨てしない、持ち帰ること。

いつでも安全運転を

いつでも安全運転を

人はもちろん、野生動物の飛び出しに注意し、いつでも安全運転を心がけましょう。

喫煙マナーを守ること

喫煙マナーを守ること

歩きタバコや吸殻のポイ捨ては絶対にいけません。喫煙は必ず決められた場所で。

神聖な場所を大切に

神聖な場所を大切に

神聖な場所を汚さないようにしましょう。「お邪魔する」という気持ちを忘れずに。

島民の生活を尊重する

島民の生活を尊重する

騒音や私有地への無断立ち入りなど、島民に迷惑をかけないようにしましょう。

余裕をもった旅の計画を

余裕をもった旅の計画を

天候による旅程の変更や交通機関への影響があるかも。余裕をもった旅の計画を。

for trekking登山時のマナーについて

登山道では登りの人を優先すること、道を譲り合うこと

登山においては、登りの人を優先して道を譲るのが原則です。ただし、場所や登山者の状況によってはケースバイケースで適切に判断してください。また、グループで登るスピードも異なりますので、周囲に気を配り、道を譲り合うことが大切です。

湿原を汚さない、苔を踏まない

湿原には希少な植物が生息しており、わずかな踏圧によって影響を受けてしまいます。景観を守り荒廃を防ぐためにも、登山道以外に足を踏み入れないでください。また、ストックを使用する際は、登山道の荒廃防止や植物保護のためにも必ず先端にゴムキャップを装着してください(積雪時は除く)。

水場を汚さない、トイレは決められた場所で

水場で食器類を洗ったり、トイレ以外の場所で用を足したりすると、山の水が汚染されてしまいます。汚れた食器は紙などでふき取り、食べかすも持ち帰りましょう。また、用便は必ず山中のトイレや携帯トイレを使用してください。

祠などの神聖な場所を大切にする

屋久島の山岳は信仰の対象となっており、山頂や岩陰には祠が祀られています。「お邪魔する」という気持ちを忘れず、神聖な場所を汚さないようにしてください。

スプレーやテープなどの目印をつけない

歩道の迷いやすい場所や危険箇所には、管理者によってピンクのテープや立ち入り防止のロープが設置されています。独善的な目的で目印をつけると、他の登山者の道迷いを誘発してしまいますので、絶対に設置してはいけません。

大きな音を出さない

登山者の多くは、景色や動植物の他、沢のせせらぎや風に揺られる木々の葉音、鳥のさえずりなどの音も楽しんでいます。携帯電話やラジオ、楽器やスピーカー等の利用には配慮が必要です。

焚き火をしない、コンロを利用する際は周囲に気を配る

焚き火は山火事の原因になりますので絶対にやめてください。コンロ等の火器を使用する際は、周囲の人の迷惑にならないように気を配りましょう。小屋の中での使用は、火事や一酸化炭素中毒などの事故を防ぐため原則禁止となっています。

for environmental protection環境保全のマナーについて

ゴミを持ち帰る

ゴミや残飯の投棄は、他の旅行者や島の住民に迷惑になるだけでなく、野生動物の餌付けや水質汚染につながります。自分で出したゴミは自分で持ち帰りましょう。ゴミ袋も忘れずに準備してください。

サルやシカ等の野生動物に餌を与えない

屋久島にはヤクザル・ヤクジカ・ウミガメ等の野生動物が生息していますが、絶対に餌を与えてはいけません。餌を与えてしまうと、本来の習性を失い、人里に降りてきて農地を荒らしたり、人に襲いかかるなど、異常行動や生態系バランスの崩壊につながります。法律で罰せられる場合もあります。

動物や植物を傷つけない

屋久島には、普段目にすることのできない珍しい固有の動植物が数多く生息・生育しています。そのため、自然環境には十分に配慮する必要があります。動植物を傷つけたり、捕獲・採集しないでください。また、野生動物にはむやみに近づかず、10m程度の距離をとるように心がけましょう。

山中に動物を持ち込まない
(盲導犬・介助犬・聴導犬を除く)

貴重な生態系に感染症・伝染病等の悪影響を及ぼす恐れがあるだけでなく、他の利用者の迷惑にもなりますので、犬や猫等のペットは持ち込まないでください。

運転の際はアイドリングストップを

環境への負担を少しでも軽減できるよう、アイドリングストップを心がけましょう。

youtube videoYouTubeで見る屋久島マナー

環境省が運営する、日本の国立公園の公式YouTubeチャンネルです。
屋久島でのマナーを分かりやすく動画で紹介していますので、ぜひご覧ください。

Manner Navi in YAKUSHIMA
〜屋久島マナーナビ〜

詳しいマナーガイドはこちら

詳しいマナーガイドに関しましては、屋久島環境文化財団の「屋久島ご利用ガイド」をご確認ください。
各種ご利用ガイドはダウンロードできますので、旅のお供にお持ちいただくことをおすすめします。

屋久島ご利用ガイド