永田岳

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九州第2位の高峰で、麓の里から唯一見える奥岳

標高1,886mの永田岳は屋久島の宮之浦岳の北西に位置し、宮之浦岳に次いで九州および屋久島で第2位の高さを誇ります。屋久島国立公園および世界遺産の保護地域に指定されており、九州百名山にも選定されている宮之浦岳(1,936m)や黒味岳(1,831m)と共に三岳として知られています。

屋久島では、島の中心部の麓から見えない山を奥岳と呼びますが、永田岳だけは麓の永田集落から壮大な姿を見ることができます。古くから永田集落を含む屋久島の人々は山を神と仰ぎ、岳参りを行ってきました。永田岳も信仰の対象とされ、山頂の岩陰には岳参りのための祠があります。

永田岳への登山コースは、淀川登山口から宮之浦岳を越えるコース、永田歩道登山口からのコース、大川の滝のある花山歩道からのコースなどがあります。いずれも日帰りでの登山は難しく、特に永田歩道登山口からのコースは、登山道が整備されていないため、一般の方には挑戦しにくいコースです。

永田岳周辺の海岸部では亜熱帯植物が観察され、さらに内陸部に進むと暖帯性の天然林が広がります。山頂付近はヤクザサに覆われ、イッスンキンカやヤクシマホツツジなどの高山植物や固有種も多く観察されます。5月中旬~6月上旬には、頂上稜線にヤクシマシャクナゲが咲き誇ります。山の西側は岩壁となっていて、深く永田川源流に落ち込んでいます。ボールペンの先のような形の高さ180mの花崗岩「ローソク岩」がそびえ立ちます。

details詳細情報

住所鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
アクセス方法淀川登山口から入山
屋久島空港から車で70分
バス停 No.72「紀元杉」から徒歩30分
駐車場淀川登山口にあり 5〜6台
料金無料

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